日々是研究 ~アトリエ・虹 人体と美術研究部ブログ~

人体の構造を学ぶことで画力アップをはかりたい人のためのブログ。共に学ぼう!!!

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12月の記事一覧
2010/12/31 Fri  00:18:13

 » ツールは出そろった。いざ、作品へ! 

第10回ワークショップ「骨格・筋肉」が先日終了しました。

これで人体の構造についての知識、すなわち人物を描くための「ツール」が
出そろったわけですが、そのまま「はい、おつかれさま。」と
放置するわけには行きません。

学んだことを復習・整理し、次に何をすべきか考える必要があります。
その際とても重要になるのが、人体に関連する作品を制作したり、
人物クロッキー・デッサンを行うことです。

これを行うことで、自分が表現・描写するのに何が足りないのか、
どこがわかっていないのかがはっきりしてきます。

数学などで言うところの、基礎・練習問題と実践問題の関係でしょうか。

実践し、できない所や新しくわいて来た疑問をさらに掘り下げて学んで行く。

この姿勢は次回以降のワークショップでも引き継いで行くべきだと私は考えております。

会員 水野
2010/12/24 Fri  00:07:40

 » 起始・停止を理解すること 

引き続き、筋肉の構造を学んでいる当ワークショップですが、
今回は起始(きし)・停止(ていし)について少し触れたいと思います。

骨格につながる筋肉は

<骨→筋肉>→<筋肉→骨>

というように始まりと終わりがあります。

<骨→筋肉>すなわち始まりの部分を「起始」、
<筋肉→骨>すなわち終わりの部分を「停止」と言います。

ワークショップを通して
この、起始と停止を理解することは、流れるような人体のフォルムを描く時に
重要な役割を果たしていると私は感じました。

その根拠について以下に述べます。

長い線をぶれないように引くためにはどうしたらよいか?
そのコツとして、「線を引き始めたら終点を意識して引く」ということを
以前私は教わりました。
実践してみると、訓練は必要であるものの、確かにその通りでした。

この発想を人体を描く際に応用すると
人体のラインの大半を構成するのは筋肉であり、
そのラインの始点から終点を意識すること=起始・停止を意識すること
になるのではないかと思います。

したがって起始・停止の位置を理解することで、人体デッサンやクロッキーにおいて、
より滑らかで自然なラインを描けるようになるのではないかと私は考えております。

会員 水野
2010/12/10 Fri  22:29:24

 » 描いている対象を理解すること 

現在骨格の勉強に引き続き、筋肉の勉強を行っております。

私個人としては、人体を構成する筋肉を把握することは、
骨格の何倍も難しく感じます。
もちろん突き詰めて行こうとすれば、どちらも同程度の難易度には
なるとは思いますが。

なぜ筋肉の勉強は難しいのか。
それは繊維状の、いわば「線」だったものが
寄り集まり、複雑に入り組むことで、人体という「立体」構造を
形作っているからです。

例えば毛糸玉を想像してみて下さい。
遠くから見た形は球体という「立体」ですが、
近くで見ると「線」状の毛糸が幾重にも重なりあっていることがわかります。
従って、遠くから毛糸を描いた場合は、表面がギザギザした球体を描けば良いのですが
より近くから描く場合、複雑に重なりあう「線」も描かなければなりません。

人体も同様で、遠くからの外観を描く場合は細かい筋肉
ひとつひとつまで表現することは無いかもしれませんが、
近くから見た姿を描く場合、よりリアリティを出すためには
筋肉の隆起、すなわち複雑に入り組んだ筋肉の構造を
ある程度まで表現する必要があります。

そう考えると、自分が描く対象が、一体どんなもので構成され
どのような構造なのか理解することは、非常に重要となってきます。

そのためにも、難解な筋肉の構造を勉強することは
人体を描く上で避けては通れないことだと私は考えております。

会員 水野