日々是研究 ~アトリエ・虹 人体と美術研究部ブログ~

人体の構造を学ぶことで画力アップをはかりたい人のためのブログ。共に学ぼう!!!

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10月の記事一覧
2010/10/31 Sun  18:08:11

 » 捨象画? 

寒くなりましたね。棚橋です。今年は春がありませんでしたが、この分だと秋も無いかもしれませんね。『四季折々の』なんていう言葉が死語になる日も遠くはないかも知れません。

先日、日本橋の高島屋で『金閣寺客殿障壁画完成記念-岩澤重夫展』を見てきました。実は私はこの岩澤重夫という日本画家を名前さえ知らなかったのですが、たまたま招待券をもらったので、三菱一号館美術館へ行くついでに行ったような次第です。ところが、見ての感想を一言で言うと スバラシかった!! 期待していなかっただけに満足度は格別でした。

岩澤重夫展チケット-101027s

会場に入ると、看板に謳われている障壁画がまず眼前に迫ってきます。金閣寺の実際の間取りを会場に再現してあるそうで、しだれ梅や紅白の梅を描いた【写実の梅】、金箔とプラチナ箔を使って桜を描いた【抽象の桜】、そして不思議な線で山の稜線を表した山水画などが展示されています。

これまでに私が見たことのある障壁画は、襖や屏風など日常の居住空間を構成するものの上に描かれる絵としては必ずしも相応しくない(と私には思われる)ものばかりでした。つまり、身近に置くには重すぎると言うか、煩すぎるというか、もっと言えば、毎日見せられると鬱陶しくなるような絵ばかりでした。

ところが今回の金閣寺客殿障壁画には、あの濃厚すぎる風合いが全く無く、実にサラッとしています。いつも身近に置いて毎日見ていても見飽きることが無いような気がして、とても新鮮な印象を受けました。

展示は晩年の作品である金閣寺客殿障壁画から時間軸を逆にたどるように展開していきます。雄大な山や渓谷・滝・堰を流れ落ちる画面いっぱいの水幕・一面の銀世界などの圧倒的な迫力の風景画(油彩)や抽象画が展示されていて、先の障壁画の作者とは別人の作品かと思うほどの落差を感じます。何かを模索していたのでしょうか。巨大な山塊を埋め尽くす何百・何千という数の木々が一本一本丹念に描かれているのには、言葉を失いました。ピカソの精緻なデッサンを見たような印象です。


会場を出るときに突然、[捨象画]という言葉が頭に浮かびました。抽象画という言葉は一般に使われていますが、[捨象画]という言葉はあるのかどうか、少なくとも私は聞いたことがありません。

抽象画にその基になる具象があるかどうかは知りませんが、もしあるとしても、その具象はバラバラに分解され、更にドロドロに溶融されて基の具象が跡形も無く消し去られた上に、新たな何物かが構築されて抽象画が出来上がるというのが、これまでの私の抽象画の理解でした。ところが【抽象の桜】は具象を分解も溶融もせずに描かれているように見えました。まず具象があって、そこから余計なものを次々と剥ぎ落として(捨象して)、極限まで剥ぎ落として、最後にどうしても剥ぎ落とすことが出来ないものだけが絵として残った。こういう意味で【抽象の桜】は[捨象の桜]と呼ぶのがより相応しいような気がしました。
2010/10/22 Fri  19:47:48

 » in a flippant manner 

会員の松枝です。人体と美術研究部で勉強し始めて半年くらいになりますかね。落書きなら小っちゃい頃からから描いてたんですがちゃんと勉強すると違いますね。面白い。

人の絵を見る機会というのは実は普段なかなか無くって。大体みんな見せたがらない。絵を描くってのは部活でもない限り無菌状態になりがちなんですよ。自分の実力が分かりにくい。これはやっぱり状況としてはいかんわけです。そういう意味でも人体と美術研究部(及びアトリエ)に通い始めて良かった。

絵に対する考え方のようなものも昔とだいぶ変わりましたね。小学生の頃だったら絵は写真ってものには敵わんなと思うわけです。どんなに写実的に描写しても絵は「写真」っていう漸近線には、近づきはすれど、届かない。だったら表現としては写真の方が一枚上手なのではないか。と。

でも写真って切り取り方だと思うんですよね。その切り取り方に我々がどういう意味を見出せるか。

絵って持ってる以上のものは描けないんですよ。それは知識かもしれないし、技術かもしれないけど。だからそれが紙の上に実を結んでいたりするときにすごく感動する。ただ人が描いてあるだけでも、それはそれで面白い。僕なんか最近は絵を描いた人間がその作品を完成させるまで高めてきた、その過程の方に寧ろ感動してますね。

マンガなんか読んでも「このアングルからの顔描くかぁ」っていう感動が逐一ある。昔は新しいアングル、複雑なアングルがあるととにかく自分でも描いてましたね。今はそんなこといちいちやってもしょうがないんでパッと見て覚えるくらいですけど。






マンガ、アニメーションが今の日本の絵画芸術を下支えしてる状況っていうのが、ある。それ自体は悪いことだとは思わないし、多分その二つがなかったら今ほどには絵画は盛んになっていないでしょう。その二つをキッカケに画家を志す人もいるかもしれない。

でももったいないなーと思うのがマンガ、アニメーションを下敷きにしてる人ってどこか絵をテンプレートで描いているような所があるんですよね。前にどこかで見たような絵を、繰り返し、繰り返し、再生産してる。僕なんかは、もっと、こう、既存の絵と違う新しいタイプの絵を描きたいなーと思うんですけどねー。

キャラクターが右向いた時はこう描く、左向いた時はこう描く、鋳型のようなもので絵を描いてると絵に魅力がないんですよ。動態みたいな所まで含めてもっとヌルヌルと描かないと躍動感がない(笑)

僕は危惧してますね。マンガ雑誌なんか読んでも同じ様なものばっかりで新しいモノを作ろうとするエネルギー、爆発力のようなモノに欠けている。

昔のマンガは凄いんですよ。石ノ森章太郎とか新しいこと、実験的なことやろうという気持ちが空回りしすぎてなんだか訳の分かんないモノ描いてたり(笑)、ガロなんて雑誌は気をてらいすぎて落しどころを見つけられないまま消えていった(笑)でも「新しいもん作ってやろうぜ!」みたいな気概はあったと思うんですよね。

今も内なる闘志を秘めてる人は大勢いるんでしょうけどなかなか顕在化することがない。多くの芸術において手法が一巡してしまって停滞しているということもあるでしょう。時代の空気として大きな動きになりにくい。箇所箇所でゲリラ活動は行われていても革命には程遠い。

現代芸術というのがいいなぁ、と思うのは特有のあのキナ臭さ、バカバカしさなんですよね(笑)ワケ分かんないことやってる。でも芸術っていうのはワケ分かんないモノを作る、現在進行形じゃなくちゃいけないんですよ。世間的な評価と違うところに耐えず新しい領域を模索しなくちゃいけない。

ガチャガチャやっていきたいですね。

2010/10/12 Tue  15:58:55

 » 実感 

こんにちわ。研究部会員の小林です。

秋も真っ只中。暑い日や寒い日がコロコロと変わりながら続いています。体調管理はしっかりしないといけませんね。。

さて研究部では解析画法講座が続いております。そうです骨格です。


骨の仕組み、大きさなどが理解できれば、短時間などのクロッキーでもより正確に形を捉えることができると思います。


○第9回ワークショップ 『人体構造美術解析画法(女性ヌードモデル使用)』全8回(残り3回)
女性ヌードモデル、人体骨格模型を使用した『骨格』を中心にした解析画法講座。(11.12月で男性モデル『筋肉』を予定)

日時:毎週火曜日19時~22時(さらに18:00~19:00は骨格模型デッサンタイムとして自由にデッサンできる時間を設けます)
9/21、9/28 上肢の骨
10/5、10/12 下肢の骨
10/19 クロッキー(同じモデルさんで、別会場にて行います)
10/26 頭部の骨


○今週金曜日から武蔵野市民会館でアトリエ虹の作品展示会があります!!
日ごろの研究の成果を展示致しますので是非!!

日程10月15日~19日
場所:武蔵野市民会館二階
時間:14:00~20:00



詳しくはHPをご覧下さい^^



お問合せはこちらから!
問合せ
2010/10/05 Tue  04:51:54

 »  

会員の藤田です。

講座で、人体と骨を描いていますが難しいです、骨。
クロッキーなどで時間が短いと、いつも肋骨の数が適当になってしまいます。
今日からは特に苦手な下肢なので集中して描きたいです。


☆ワークショップについて!
参加者随時募集中です^^

■ 第9回ワークショップ 『人体構造美術解析画法(女性ヌードモデル使用)』全8回(残り4回)
女性ヌードモデル、人体骨格模型を使用した『骨格』を中心にした解析画法講座。(11.12月で男性モデル『筋肉』を予定)

日時:毎週火曜日19時~22時(さらに18:00~19:00は骨格模型デッサンタイムとして自由にデッサンできる時間を設けます)
9/21、9/28 上肢の骨
10/5、10/12 下肢の骨
10/19 クロッキー(同じモデルさんで、別会場にて行います)
10/26 頭部の骨

■武蔵野市民会館でアトリエ虹の作品展示会があります!!
会館のお祭りの一環として行われるので是非こちらもお越しいただければ幸いです^^

日程10月15日~19日
場所:武蔵野市民会館二階
時間:14:00~20:00