日々是研究 ~アトリエ・虹 人体と美術研究部ブログ~

人体の構造を学ぶことで画力アップをはかりたい人のためのブログ。共に学ぼう!!!

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05月の記事一覧
2010/05/21 Fri  01:05:48

 » 時には視点を変えて 

どうも!。研究部会員の小林です。

第8回ワークショップ、5回を終わり残り8回となりました。今回自分は木炭に挑戦しているのですが、これがなかなかの曲者で使いこなすのに大分苦労しております。ですが、使っているうちに段々と画材の面白さや奥深さが実感できる
ようになっていくのはやはり面白いところで…これで表現の幅がもっと広がればと思い、悪戦苦闘を楽しんでおります。

しかし、前回の会合はその木炭をいつもの鉛筆に持ち替えて、モデルさんの顔のデッサンをしてみました。

2010051821360000.jpg

自分は今までクロッキーや人体デッサンといえば全身を描く事が殆どだったので、全体の雰囲気は捕らえられても部分部分の認識は、まだまだ足りないと思ったのです。実は木炭という素材に手をだして一番気付いたのがこのポイントでした。今回は顔をデッサンしましたが、次は手や足もデッサンできたらと考えています。まだまだ8回あります。顔や手などのパーツをきちんと把握して、木炭に戻っても恐らく収穫できることは多いと思っています。

このような事ができるのも複数回ある長期固定ポーズの強みだと考えています。


そんな感じで、残りも頑張るぞ!。


今後の予定!
クロッキー参加者随時募集!

■ 第8回ワークショップ 60代!ベテラン男性ヌード「椅子座り固定」 残り8回

5/25 同一モデル
6/1,8,15,22,29 同一モデル
7/6,13 同一モデル

■ 《スペシャルプログラム》
東京芸術大学美術学部准教授・布施英利先生による『美術解剖学講座vol.2』

5/23 (日) 4.人の筋肉-2(手と足)
6/6 (日) 5.顔の解剖学-1(骨と筋)
6/20 (日) 6.顔の解剖学-2(目、耳、他)

詳しくはHPをご覧下さい^^



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2010/05/10 Mon  18:46:43

 » 体系的な学習を 

●東京芸術大学美術学部准教授・布施英利先生によるスペシャルプログラム
「美術解剖学講座vo.2」




 今回は上肢・下肢の骨格についての講義でした。
非常に興味深かったのが、四足歩行動物とヒトの骨格の比較で、
これにより四足歩行動物の複雑な関節と、ヒトの四肢のしくみへの
理解が深まりました。
詳しい内容は控えますが、他の例(今回は四足歩行動物)と比較すること、
何故そういう構造をしているのか仕組みを考えることが、理解を深めることに
大変重要であると感じられました。

 左下の写真は、美術研究部会員の作品(右:人形(顔)、左:人体デッサン)ですが
今回の上肢・下肢骨格の講義が、人形の、特に関節構造の制作にどう影響するかが楽しみです。




DSC02285.jpgDSC02289.jpgDSC02291.jpg


 美術解剖学講座の2日後に描かれた人体デッサン/油彩画ですが、
いずれの作品も四肢の描き込みへの気遣いや試行錯誤が感じられ、
講義の影響が少なからず出ているようです。
 こうして考えると、講義・実技・作品制作と、多角的なことを体系づけて、
継続して行ってゆくことが、絵を描く上で重要であると言えます。

水野

◆途中経過
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今後の予定!
クロッキー参加者随時募集!

■ 第8回ワークショップ 60代!ベテラン男性ヌード「椅子座り固定」 残り10回

5/11,18,25 同一モデル
6/1,8,15,22,29 同一モデル
7/6,13 同一モデル
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■ 《スペシャルプログラム》
東京芸術大学美術学部准教授・布施英利先生による『美術解剖学講座vol.2』

5/23 (日) 4.人の筋肉-2(手と足)
6/6 (日) 5.顔の解剖学-1(骨と筋)
6/20 (日) 6.顔の解剖学-2(目、耳、他)

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2010/05/03 Mon  00:04:32

 » アンドリュ-・ワイエス 

棚橋です。

ashiday さん、私の拙い文章(『絵そのもの ?』)を読んで下さった上に、コメントまで頂きましてありがとうございます。私と同じお考えだとのこと、大変嬉しく思います。

アンドリュ-・ワイエスの絵についてですが、正直なところ私は彼の作品をほんの僅かしか見ていませんので、大きな顔をして他人様に『感想』を述べるような立場ではありません。ド素人の(と断るまでもなく素人ですが)のたわごとと思ってお聞き下さい。

彼の作品を見たときの印象(何年か前の記憶ですが)を申しますと、一見すると伝統的な西洋絵画の作風(と私が勝手に思っているだけですが)を継承していて温かささえ感じられそうなのですが、見ていると絵のあちらこちらに[!]や[?]が潜んでいるような気がしてきて、何か落ち着かない気分になったように記憶しています。[!]や[?]が何なのかは、残念ながら当時も今も私にはわかりません。

ちょと似ているように思われる例として、プロコフィエフの『古典交響曲』が頭に浮かびます。曲全体は題名の通りロマン派の音楽のような顔をしているのですが、ところどころに[!]や[?]が顔を出します。この[!]や[?]は風刺かあるいは皮肉だろうと、私は思っています(舌を出したアインシュタインの写真、ご存知でしょうか? あの写真みたいです)。ついでながら、『古典交響曲』は私が気に入っている曲のひとつです。

アンドリュ-・ワイエスの絵に戻りますが、私が落ち着かない気分になったのは、絵の中に[!]や[?]が潜んでいるからではなく、それが何なのかが分からなかったからかも知れません。ただ、この不可解さが外見の温かさとともに、彼の絵を私の記憶に留めさせている重要な要素ではないかと思っています。

=== たわごとオワリ ===
2010/05/02 Sun  00:03:23

 » 絵そのもの ? 

棚橋です。

きょうは[アトリエ・虹 人体と美術研究部]の、普段は表に出ることのない頭の中だけの"静かな活動"の一端をご紹介します。この"静かな活動"は、日頃の"表の活動"に誘発されたか、あるいはそれが触媒になって起った反応か、いずれにしても私の頭の中では"表の活動"と密接に関係しているような気がします。


ずいぶん昔、あるオフィスを訪ねた時でしたが、壁にかかったカレンダ-の絵が偶然目に留まりました。牛と農婦が描かれた田舎の風景でしたが、私はその絵が大変気に入りました。作者はマネかモネかシスレ-か、その辺りだったと思いますが、記憶は定かではありません。(どなたかご存じの方がいらっしゃれば教えてください。)

その絵を最近何かの拍子にふと思い出しました。下の拙い絵は、古びた記憶を頼りにパソコンでチョコチョコっと描いたものです。(描き下し!! 本邦初公開!!)

心が和むいい絵ですねぇ。お安くしときますよ ダンナ!

農婦がわが子を見るような優しい眼差しで牛を見守っていて、牛は安心しきって草を食んでいます。農婦の慈愛と牛の安らぎが、あの時私にはありありと見えたように思います。

--- ん? そんなもの上の絵からは感じられない? そこを何とか想像力で ・・・ ---

私は今でもこの絵が好きですが、本当に私はこの【絵】が好きなのか? 私が好きなのはこの絵に描かれている情景(物語)であって、【絵そのもの】ではないのではないか? こんな疑問が、絵を思い出すのと殆ど同時に頭に浮かびました。更に、では【絵そのもの】とは一体何か? --- それは絵から一切の情景(物語)、一切の意味・内容を取り去ったもの? コンテンツを持たない単なるメディア(媒体)? ・・・ 頭の中でしばらく問答が繰り返されます。そして遂に、独断に充ち満ちたひとつの結論(?)に到達しました。『過去にも私と同じようなことを考えた人がいて、その人達が【絵そのもの】を追求して始めたのが【抽象画】だったのではないだろうか?』と。

しかし仮に抽象画が一切の意味・内容を排除した絵であったとしても、それが絵である以上、何らかの【表現】がなければなりませんし、またある筈だと思います。もう一度[牛と農婦]の情景を思い浮かべてみます。この絵に表現されている(と私が感じる)農婦の慈愛も牛の安らぎも、私がこうして稚拙ながらも言葉で表現していることからも分かるように、実は絵以外の手段でも表現できます。詩人や小説家ならもっと美しい言葉でもっと豊かに表現するでしょうし、音楽家ならきっとこれを一曲の美しい音楽に仕立てるでしょう。(ベ-ト-ベンの[田園]を思い出しますねぇ。)・・・こう考えてくると、絵から一切の情景を排除するということは、絵以外の手段でも表現可能な一切の要素を排除することであって、抽象画が【表現】しようとしているのは、絵によってしか表現できない【何か】だったのではないかと思えてきます。勿論、この絵によってしか表現できない【何か】は、日頃私たちが描いている具象画の中にも、絵以外の手段で表現可能な要素とともに、表現されているに違いありませんし、されていて然るべきだと思います。

話が少し観念的になった上に、かなり短縮してしまいましたので、お分かりになりにくかったかと思いますが、抽象画というものが今お話したようなものであるなら、、抽象画が表現している【何か】を読み取るには、きっと多くの絵を見ることはもちろん、豊富で質の高い人生経験が必要なのでしょう。残念ながら今の私にはその目が備わっていないことを白状しなければなりません。


以上がアトリエ・虹『人体と美術研究部』の"静かな活動"の一端です。"表の活動"は勿論のこと、裏の"静かな活動"でも何でもできるところが、アトリエ・虹『人体と美術研究部』のよいところ。こんな活動に興味を持たれた方のお越しを心からお待ちしています。

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